
この記事では、粟国のダイビングに参加するためのレベルや参加条件について、新規の方向けにわかりやすく解説します。
① はじめに|参加条件は、楽しむための目安です
まず前提として、
粟国のダイビングは、できるだけ多くの方に楽しんでほしいと思っています。
「参加条件」と聞くと、
少し厳しく感じたり、線を引かれているように感じる方もいるかもしれません。
ただ、ここでお伝えしたいのは、
参加条件は制限やふるい分けのためのものではなく、
その方が一番楽しめるレベルを提案するための目安だということです。
② 「粟国=上級者オンリー」というイメージについて
粟国は、
流れがある、大物を狙う、泳ぐダイビング
といったイメージから、難しそうに思われがちなポイントです。
実際、
海況がとても良く、流れもほとんどない日であれば、
まだ経験本数が浅い方でも潜れることはあります。
それでも参加条件を設けているのは、
常にベストなコンディションを想定しているわけではないからです。
③ 参加条件は「一番悪い想定」を基準にしています
今日は穏やかだから大丈夫、
今日は流れていないから問題ない、
という日もあります。
ただ、粟国では、
流れが強くなる日や、船が揺れる日も珍しくありません。
そのため、
「今日はたまたま大丈夫」ではなく、
基本的に対応できるかどうかを基準に考えています。
④ 粟国のダイビングはどんなスタイルか
粟国のダイビングは、
いわゆる「泳ぐダイビング」です。
与那国や御子元のハンマーヘッド狙いのような、
短時間で一気に動くダイビングと比べると、
粟国は一定のペースで泳ぎ続けるスタイルになります。
ダッシュというより、
長い距離を無理なく泳ぎ続ける感覚に近いです。
⑤ なぜ泳ぎ続ける必要があるのか
粟国では、
浮上禁止エリアが設定されています。
途中で浮上することができないため、
自分のペースを保ち、無駄な動きを減らし、
落ち着いて行動することが求められます。
このルールがあることが、
粟国の参加条件がシビアに見える一番の理由でもあります。
⑥ 参加条件として見ているポイント
参加条件として、特に重視している点は以下です。
- 中性浮力
中級者向けダイビングとして必須のスキルです。 - スムーズな潜降
特別な技術は必要ありません。普通に耳抜きができれば問題ありません。 - 泳ぐダイビングへの慣れ
長距離を泳ぐため、慣れていないとエア消費が早くなります。 - エア管理
安全にダイビングを進める上で重要なポイントです。
⑦ 本数は目安であり、経験内容を重視しています
「何本潜っていますか?」という質問はしますが、
本数だけで判断することはほとんどありません。
ビーチダイビングで本数を重ねていても、
泳ぐのが苦手な方もいます。
一方で、
沖縄で50本に満たない本数でも、
ボートダイビングやドリフトを経験している方は、
問題なく潜れるケースも多いです。
大切なのは、
何本潜ったかより、どんなダイビングをしてきたかです。
⑧ ドリフト経験について
ドリフト経験は、あるに越したことはありません。
ただ、粟国でドリフトが初めてという場合は、
負担が大きくなりやすいのも事実です。
不安がある場合は、
前日に慶良間でドリフトダイビングを経験してもらうなど、
段階を踏むことをおすすめしています。
⑨ ブランクと年齢について
年齢だけで判断することはありませんが、
体力や反応の違いはダイビングに影響します。
ブランクについても同様で、
・経験本数が多ければ、冬明けのブランクは問題ない場合が多い
・本数が50本程度で久しぶりの場合は、段階を踏む方が安心
本数、年齢、直近のダイビング状況を総合して判断しています。
⑩ エントリー・エグジットについて
粟国では、
海況が荒れている中でのダイビングになることもあります。
- 揺れる船上での機材セッティング
- 自分で機材を背負って準備
- 揺れる船でのエグジット
できる限りサポートはしますが、
人数や状況によっては、すべてをフォローできない場面もあります。
そのため、
ある程度のことを自分で対応できるスキルが必要になります。
⑪ 不安な方へ
ここまで読んで、
少し不安を感じた方もいるかもしれません。
そんな時は、
まずは気軽に問い合わせてください。
お話を聞いた上で、
参加が可能であれば事前のアドバイスを、
難しそうな場合は慶良間など別の提案をします。
粟国は、
誰でも行ける海ではありませんが、
特別な人だけの海でもありません。
ベストなタイミングで行く粟国が、一番楽しい。
そのための参加条件だと思ってもらえたら嬉しいです。
